火災保険と地震保険
1級FP技能士・宅建士の主婦FP「相談ままです。」
✤お金のこと・生活に役立つことたくさんお伝えしていきます。✤
保険には大きく分けて2つがあります。
損害保険と生命保険です。
<保険とは>
保険は、多数の者が保険料を出し合い、保険事故が発生したときには、生じた損害を埋め合わせるため、保険金を給付する制度である。保険の対象とされる保険事故には、交通事故・海難事故・火災・地震・死亡など様々な事象があり、人間生活の安定を崩す事件・事故・災害などの危険に対処する。
保険に加入する理由
いつ起こるかわからない、リスクを回避するため保険に加入する。
<火災保険>
戸建て(新築・中古)、マンションを購入する際に必ず火災保険に加入します。
1998年以前の長期火災保険契約をしている方は是非確認&見直しを
火災保険は金融機関で住宅ローンを組む条件となっているため、加入されていると思うのですが1998年10月以前の火災保険に長期契約っで加入されている方は、契約内容の確認をしてみてください。ひょっとしたら、「時価」で契約している可能性が高いからです。
「時価」「新価・再調達価格」とはなんだ?
1.「新価・再調達価格」とは
その家を新たに建て直すために、必要な金額を保険金額として契約する方法
2.「時価」とは
同じ家を新たに建て直すために必要な金額から経年劣化により価値が下がった分を差し引いた額を保険金額として契約する方法
*1998年10月以降の火災保険に関してはほとんどが「新価」となっているのですが、それ以前のものは「時価」になっている場合もあります。
また、「時価」で契約している火災保険の場合比例補填にも注意してください。
<「比例補填」とは>
比例補填とは、建物の評価額(価値)に対して何%の保険をかけているかによって、もらえる保険金もその割合で減額されるというものです。
例 保険価値1,000万円の建物に対し、保険金額500万円で火災保険に加入すると、事故時に500万円の保険対象損害が発生したとしても比例填補で250万円しか支払われないこと。
家の価値 1,000万円
保険金 500万円
保険金額 500万円
上記の場合建物の価値が1,000万円に対して500万円の保険に加入しているので
「一部保険」となり比例填補が適用されます。
補償額 500万円×50%=250万円
保険料はその適正価格で加入しなければ上記のように損害に遭ったときに保険の意味をなさない状態になってしまいます。
また、「超過保険」も気をつけてください。
建物の価値が1,000万円に対して1,500万円の保険に加入した場合「超過保険」となります。多く支払った保険金額がむだになります。
損害額に応じた保険額が支払われる「全部保険」をおすすめします。
地震保険
地震保険には、加入している方と未加入の方がいますが加入をお勧めします。
地震保険の特徴
地震保険の特徴は大きく分けて3つ
- 地震保険と火災保険はセットで加入する必要がある(付帯保険)
- 建物と家財は別々に加入する
- 損害レベルによって受けとれる保険金額がかわる
地震保険の保険料は控除の対象になります
会社員の方は年末調整で、事業主の方や確定申告をされる方は確定申告で申請してください。
<まとめ>
火災と地震はどんなに気をつけていても自身で防ぐことが難しいです。
火災は隣家からのもらい火ということもあります。家や家財を失いどうして良いかわからないときにこそ保険で再建をはかるために必要です。また、地震大国日本においていつ来るかわからない地震にそなえることは必須です。保険は必要以上にかけることを勧めないのが私のモットーですが、この二つの保険だけは適正額をかけるようにしましょう。災難に備えることこそ保険の使命です。
おまけ+α
近年防災グッズが色々あります。いざ、というときに役にたつようあらかじめ用意しておきましょう。
防災グッズ一覧
- バック 非常持ち出し袋 玄関に置いておく
- 水 1人 3L/1日 最低3日分必要
- 食 乾パン 缶詰 レトルト食品 カップ麺 飴 チョコ
- 用意するもの ポリタンク カセットコンロ ラップ 紙コップ 紙皿
- 情報 ラジオ 電池 筆記用具
- 装備 ヘルメット 軍手 靴
- 道具 工具セット ナイフ ロープ
- 衛生 マスク テッシュ 簡易トイレ
- 救急 薬セット 毛抜き(とげ抜き)
- 防寒 カイロ 薄手の毛布