FPままの相談ルーム

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フリーランスをはじめた理由聞いてみました。

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フリーランス

フリーランスは特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。日本では、「自由業」「自由職業」と呼ばれる。

ウィキペディアより 

 

働き方改革という言葉くを耳します。その中の一つにフリーランスもあります。雇用されて働くのではなく、自身ではじめた人たちです。

公共施設で毎月ワークイベントを開催するショップオーナーの女性たち(今回は女性限定です。)にフリーランスをはじめた理由を聞いてみました。

 

目   次

 

 

10人いれば10人のはじめた理由があります。ちょっとフリーランスに興味があるという方、いや絶対雇用される方がいいという方

 

「自分だったらどうするかな?」と思って、はじめの一歩を繰り出した女性の声に耳を傾けて見ませんか?あなたにも if が来るかもしれません。

お一人目<最初にお話を聞いた方はこんなに素敵です!>

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年齢 20代の女性

職業 リラクゼーションマッサージ 

現状、店舗を構えずイベント出店、依頼があった場合出向し施術を行う形態で仕事をしている。

 

はじめた理由

子どもの頃、お母さんにマッサージをしてあげていた。お母さんの喜ぶ姿、「あぁ気持ちよかった」の一言これが原点。人が喜ぶ姿を見れるのは最大の魅力だと気づいた。以前働いていたとき、疲れがたまるとマッサージ店に行き疲れをとっていた。マッサージ店へ通う回数が増えていった、その時に降りてきた「ぁあ、これ人にやってもらうのではなく自分でできたらいいな!そして、私が疲れている人の疲れをとってあげたい。」とういことでこの仕事を始めた。

 

雇用されるのではなく今の形態を選んだのはなぜ

最初はサロンに勤務して技術を磨いた。しかし、サロンの方針と自身の方向性の違いに気づき思い切って今の形態での仕事を選んだ。

 

家族の理解・協力は

理解はしてくれている。協力は「マッサージの練習台になってくれること。」

 

この仕事以外に仕事を持っていますか?

飲食店で週に1.2回働いる。

 

リスク回避はどうしていますか?

お店を構えないこと。

 

1年後の目標は

常連さんも増え、マッサージの依頼を受け出向く仕事が主になること。

 

彼女と話してみて最大のチャームポイントは、天性の聞き上手。インタビューなのでできるだけ多くの話を引き出したいと思いつつも、それ以上にこちらが話を聞いてもらいたくなる優しい雰囲気を持っている。マッサージの施術を受けながら、自分の話に耳を傾けてくれるのだから最高です!!その癒やし効果といったら2倍にも3倍にもなるでしょう。 

 

残念なことに私は彼女のマッサージを受けたことがありません。しかし、施術後のお客様の顔をみればその気持ちよさは容易に想像できます。施術を受けた人は顔の色つやが良くなり目がキラッと✨輝きます。それは、間違いなく疲れがとれた証拠です。

 

お二人目<次の方(≧◇≦)するほどパワフルです!>

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年齢 60代

職業 手作りパン・お総菜ショップ

現状 店舗を構えず、シェアキッチンを展開。賃貸しながら自身のパン屋・お総菜のショップも開業している。

 

はじめた理由

友達に作った料理をプレゼンとしていたら「いいね👍」「これ絶対売れるよ」の一言がきっかけ。「好きこそ物の上手なれ」じゃないけどみんながそう言ってくれるならやって見ようと思った。その時に降りてきた~「退職を区切りにスタートだと」だから退職前からコツコツ準備をはじめた。退職は終わりではなく、次のスタート!新たな一歩を踏み出すのにちょうどいい

 

雇用されるのではなく今の形態を選んだのはなぜ

シェアキッチンの展開をしている。雇用ではなくもっと自由にやりたいという理由から

 

家族の理解・協力は

理解はしてくれている。協力は日々右肩上がり↗になっている。

ご主人の協力で一番嬉しいのは言葉の協力「今日はどうだった?売れた?残っていたら食べるよ」とこの言葉にどれだけ励まされているのかと

もし、「何だ売れなかったの?」「えぇ残ったのもの食べるの」じゃなくてにこにこ😊とそう言ってくれる優しさこれが一番の協力。

 

この仕事以外に仕事をしていますか?

子どもたちに料理を教える仕事をしている。

 

リスク回避はどうしていますか?

予約販売。主力商品であるパンの1/3は予約販売。

広告費を極力抑えること、大きなチラシを作成せずに商品を買ってもらった方に商品と一緒にチラシを入れること。これがリピーターの獲得になっている。

シェアキッチンの展開 借りてがついていることでリスク分散できている。

 

1年後の目標

シェアキッチンの展開をもっとしていきたい。料理だけでなくその場所を使って色々な人の発信の場所になっていけれたら良いかなと思っている。

 

彼女と話してみて最大のチャームポイントは前向きです。これ以上ぴったりの言葉はありません。一緒にいる人を明るくする力を持っています。そして、シェアキッチンの展開はすごいと思いました。趣味のパンのお店をやってみたい、焼き菓子のお店を開いてみたいと夢見る方は大勢いるでしょう!でも、いきなり店舗を構えるにはリスクが大きすぎる方にもこのシェアキッチンの存在が大きな力になるはずです。

 

お料理いただきました。本当に優しい、お母さんの味です。これは一緒にシェアキッチンでお総菜のショップをやっている友人が彼女の料理について話してくれたことです。「材料に対する愛情が他の人と違う。どの調理人も美味しい料理を提供したいという願いを込めて料理をつくっている。でも、素材そのものにここまで愛情を注げる人はいない。野菜、乾物、肉、魚、全ての素材に対してだ。だからこそ唯一無二の味。」うん、うんその通り!

 

三人目<彼女の周りにはいつも笑顔があふれてる!一緒にいる人を笑顔導く達人です。>

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年齢 30代

職業 お茶・日本茶インストラクター、お菓子のショップ

現状 お茶・日本茶インストラクター 店舗は構えずイベント出店や手作り通販サイト等で販売

 

はじめた理由

最初は働こうと思った。普通に勤めに行きたかったでも、子どもが3人いる。働ける時間(拘束される時間)は限られている、できたら子どもたちが学校から帰ってくる前に仕事を終わりたい。土日は家にいたい。これが本音でも、そんなわがままな人、誰が雇ってくれますか?私が経営者ならそんなやつ1番最初に敬遠すると思い…誰も雇ってくれないから仕方なくはじめたというわけです。(彼女は驚く程正直です。でも、本当にその通り。子どもとの生活を優先したいママの現状です。)

 

雇用されるのではなく今の形態を選んだのはなぜ?

ずばり、はじめた理由と一緒、自分のわがままな(勤務時間)希望で雇ってくれる場所がないから。だったら自分で始めるしかないと。

 

家族の理解・協力は

理解している。協力は反対されないことが最大の協力です。

 

リスク回避はどうしていますか?

広告費は使わない

シェアキッチンを利用する

 

1年後の目標

現状では月に2回イベント出店しているがこれが1年後は毎週開できるようにしたい。

今は始めたばかりで持ち出し金額が多くなってしまうができるだけ収入と支出がトントンになるように、まずはそこから

 

彼女と話してみてチャームポイントは笑顔と正直さと、その人懐っこさです。彼女はどんなときも、誰に対しても、全力で耳を傾けてくれます。全力で笑ってくれます。大人でそんな人はほとんどいません。その魅力に、はじめはお客さんだった方も知らないうちにコアなファンになってしまいます!これはすっごい魅力です。恐ろしいことに本人は気づいていないはずです。フリーランスで成功するには3人のコアなファンを作ることだとネットに書いてありました。でも、それができないから難しいのです。実践できている人をみちゃった。という感じです。

 

そして、お茶、これは美味しい。実家がお茶問屋というだけあって文句なし。お菓子はもちろんプロです。大人が食べて美味しい味は子どもが食べても美味しい味なんだと彼女のお菓子を食べて再認識しました。

 

<まとめ>

さて、フリーランスをはじめた理由は三者三様ですが共通していることは三人とも前を向いているということです。年齢も違えば背景も違う。しかし、1年後の目標があると言うことは前を向いている証拠です。読んでみてどうでしたか?フリーランスに挑戦してみたくなりましたか?それともやめておこうと思いましたか?どちらも正解だと思います。やってみるも良し、やらないも良し人生に○も×もありません。私自身フリーランスですが、ぁあダメだと思わない日はありません。彼女たちもそうなのかもしれません。見せるか見せないかの違いだけです。

 

FP立場として一つだけ、フリーランスになる方(開業する方)はリスク回避を明確にしてください。もし、開業事故が起きたときどうやって対処するかを念頭に入れて置くべきです。そうすることで、お客様・家族をその事故から守ることになります。

 

また、フリーランスを始め方が気になる制度のこと、お金のことが知りたい方は関連記事が 5/12 5/15 5/24の3回に分けてUPしています。併せてお読みください。

 

最後に支えてくれている人たち

ワークショップの会場となる公共施設の担当者さんに聞いてみました。

イベント時に配慮していること。シェアオフィスを通常利用されている方に対して配慮していること。

 

イベント開催の時に配慮することは

<ハードサポート>

  • 店の配置・導線、見せ方のアドバイス
  • チラシ・公共スペースとしての宣伝

<ソフトサポート>

  • 悩みに寄り添う(メンタルケア)
  • ショップを開催する方とできるだけ話し、その方の悩みに寄り添う。「悩みには第三者の違う視点が入ることで腑に落ちることが多々ある」 。
  • サービスが一方的になることを防ぐためにアドバイスをすることもある。「お客様が求めていることを提供できるサービスについて」
*裏方となりワークショップを開催する方を支えることに徹している。

 

シェアオフィスを通常利用される方に対して配慮していることは

  • 基本的には短日利用の方が多いのでどなたにも気持ちよく利用していただける心がけています。
  • 公共のスペースですので利用料金の設定が非常にリーズナブルです。
<担当者さんからのメッセージ>

ワークショップをはじめたい方も、はじめている方にも使ってもらいたい場所になることを常に心がけています。

 

  • はじめようと思った使ってください。
  • 悩んだ時はここにお越しください。
  • もう既にはじめている方もそうでない方も、いつでも戻ってきてください。

 

「何かはじめたいなら動いて見ましょう!お手伝いします。」という力強いことばをいただきました。応援してくれている人がいますね。ちょっと嬉しいです。この言葉通り何かを始めるときは失敗を恐れず動くことが大切かもしれません。

 

             f:id:soudanmama:20190421111255j:plain  ではまたバイバ~イ