せっかくもらったボーナスなので使い道を可視化してみませんか?
おっとこれは「棒となす」違うでしょ??これなら何も可視化しなくてもそのまんまだよ。こっちじゃなくて賞与の方のボーナスです。
1級FP技能士・宅建士の主婦FP「相談ままです。」
✤お金のこと・生活に役立つことたくさんお伝えしていきます。✤
6/10はボーナスの支給日です。嬉しいですね!年に2回の素敵な日、この日ばかりは顔が(^o^)してしまします。とは言え、「あれぇ~(。_゚)ボーナス何に使ったんだろう??知らないうちに消えていた」という経験はありませんか?
「は~い。あります!ブラックホールに吸い込まれたように綺麗さっぱり消えました。(´・ω・`)」なんて声ををよくお聞きするので消えて捜索困難になる前にボーナスの使い道を可視化する方法をお伝えします。
目 次
- 1.支出リストの作成
- 2.次に仕訳です。リストに従い仕訳してください。
- 3.財産一覧表の作成(バランスシート)
- 金融庁「老後資産2千万円必要」から読み解く
- これからの対策として
- 可視化した後はチェック表で確認しましょう。
1.支出リストの作成
ボーナスの支出リストを作ります。
例えば
- 保険料
- 教育費
- 車両費
- レジャー費
- ローン返済
- 家電買い換え等
支出リストで使い道・支出額がわかります。
2.次に仕訳です。リストに従い仕訳してください。
例 ボーナス手取り50万円の場合
保険料 5万円
車両費 5万円
ローン返済 10万円
家電買い換え 10万円
合計 30万円
支出リストにより30万円支出します。
口座から自動引落し、クレジットを利用する、現金で購入するのか確認しましょう。
- 口座の引落し日の確認
- クレジットは一括or分割
- 現金の場合引き出しておく
3.財産一覧表の作成(バランスシート)
エクセルで簡単に財産一覧表をつくってみましょう!
あなたの財産を可視化してズバリいくら資産があるのか確認しましょう。
この資産一覧表、年に2回ほどつくってみてください。確実に我が家の経済状況が把握できます。
左側は資産 右側は負債(バランスシート)です。
これで現預金はいくらあるのか
教育費としていくら貯蓄しているのか
個人年金等の運用、投資信託や持ち株はどうなっているのか確かめるのです。
年に2回ほど可視化することで先の3年後、5年後、10年後の資産状況が見えます。
金融庁「老後資産2千万円必要」から読み解く
6/10日、安倍晋三首相は夫婦で2千万円の蓄えが必要とする金融庁金融審議会の資産について「不正確で誤解を与えるものだった」と釈明したそうです。
この2千万円の数字の根拠は男性が65歳以上、女性が60歳以上の夫婦では、年金収入に頼った生活設計だと毎月約5万円の赤字が出るとはじいています。これが20年で1300万円、30年で2000万円。よって老後資産は夫婦で2千万円の蓄えが必要だとなったようです。日本経済新聞より
金融庁が試算した、今回の公的年金の受給額は年間で約230万円(=19万円×12月)を受け取る前提となっています。それでも月額5万円ほどの赤字と試算しています。
つまり月額24万円の収入で初めて支出とトントンだといっているのです。おかしくないですか?子育て世代でももっと少ない額で暮らしている家庭はあります。もちろんこの年金額で贅沢はできないかもしれません。しかし、一個人としての意見では老後世代になったときに、現役世代と同様の暮らしをする必要があるのでしょうか?ダウンサイジングしてもいいじゃないですか。シンプルな暮らしに目を向けて…と思います。
今後ますます年金額は減るかもしれません。減っていくでしょうね、そうなると若い世代やまだまだ働ける中高年世代は自分で将来の蓄えを増やす必要があります。
これからの対策として
マイナス金利の影響で銀行に定期を預ける人は減りました。投資へ移行する人も横ばい状態です。原因は色々ですね。生活が苦しく貯金ができない。お金が残らない。そもそも、貯金をする気がない等。そんな方にこそ資産を可視化することをおすすめします。
資産を可視化すると嬉しい人とつらい現実を目の当たりにする人の2通りに分かれます。あなたがお金を貯めたいなら可視化することから始めてください。
可視化した後はチェック表で確認しましょう。
保険屋さん、金融機関、FPに相談する前に自分でできることはたくさんあります。
(おっとこれはFPとしては商売あがったりですが、そうです。自分で知ることが一番大切です。)
チェック ☑ してみてください。
保険に必要以上に加入していませんか?加入前には必ず資産の確認を。
児童手当をまるまる貯金することができるなら学資保険に加入しなくても流動的な学費(最低限の額にはなりますが)は確保できます。
住宅を購入する際はお得な制度を十分理解し焦らず購入しましょう。
(住宅借入金特別控除、すまい給付金制度)
携帯料金必要以上に高くないですか?妥当な額ですか?
食費で節約しているつもりでもついつい外食の回数が多くなっていませんか?
自分にご褒美はほどほどに。
自分投資は必要ですか?
趣味も高額ならギャンブルと変わりません。
さぁ 今年のボーナスからお金の使い道、可視化してみましょう!
(^_^)/~~