エンディングノート ⅱ 葬儀費用からみる終活
8/5からエンディングノートについて記事を書いています。
終活というと一昔前は葬儀や通夜・お墓の準備というイメージでした。
「終活」という言葉は2010年の流行語大賞にノミネートされました。また、7年前に
41歳という若さでご逝去された流通ジャーナリスト 金子哲雄氏のその見事な生き様の裏には自身により通夜・告別式、お墓の準備をしていたことでも有名です。
その終活も約10年の月日で変わりつつあります。終活はもっと広義な意味でとらえられるようになりました。終焉ではなくセカンドライフを生きるためのツールになりつつあります。
今回ははじめの一歩として葬儀についてです。葬儀=高額にしない方が徐々に増えています。
主婦FP「相談ままです。」
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FPままのプロフィール
目 次
葬儀費用の全国平均は?
約200万円
*出典 一般財団法人 日本消費者協会 「葬儀についてのアンケート調査」2017/1月
葬儀一式費用 約121万円
通夜等 飲食接待費 約31万円
寺院の費用 約47万円
合計199万円 もしこれだけの費用がかかるとしたら計画的な人ほど葬儀のこと考えてしまいます。
でも、葬儀は変わりつつあるようです。それは10年前と比べて家族葬と呼ばれる小規模葬なものがふえたことです。
*葬儀平均代金は一般葬の平均代金です。いまやその過半に迫る家族葬等の額は多くとも約80万円です。
実はFPままが終活アドバイザーの資格を取得したもの葬儀のことを調べたのがきっかけです。ファイナンシャルプランナーとしてお金に関わる相談を受けるのですが高齢の方の相談は葬儀費用、お墓の費用のことがメインです。
固定観念を捨てて自分の思いを伝える
葬儀費用については高齢の方程、高額だと思っている方が多いです。ご相談の時も
自分の葬式代ぐらい自分で出したいから保険にでも入ろうかな?
葬式は100万円じゃ足りないでしょ、後100万円ぐらいはほしいかね
ちょっと待ってください。
テレビCMでもあるまいし、持っている資産で行える葬儀で十分です。とお話します。
*高齢の方にとって1番の娯楽はテレビです。CMで葬儀=高額という固定観念が知らず知らずのうちに植え付けられています。
高齢の方ほど親戚やご近所の方とのつながりを大切にしています。だからこそ葬儀に対しても「今までの付き合いがあるからこうせねば」という思いがあるようです。
そこで時間をかけてお話を聞いてみます。本当はどうしたいのかを、、
すると、「死んだ後にお金なんてかけたく無い。できれば葬儀は地味なもので良い。」
そして、少しでも子や孫に残してあげたい。という本音が出てくる方が多いです。
自分の気持ちを家族に伝えましょう。それが終活です。
あなたの思いを言葉にすることが終活です。葬儀の準備だけでは本当の終活とはいえません。また、、思いを伝えることは家族との距離を近くします。
離れて暮らしている子や孫、大切な友人と会うきっかけになります。楽しい出来事がふえます。
そして、その思いをエンディングノートに書いておくとよりベターなこともお伝えします。
エンディングノートは一度書いて終わりではありません。何度でも書き直して良いんです。今の気持ちを素直に書いてみましょう。
書くことで自分の気持ちと向き合い、未来の自分が想像できます。
終活やエンディングノートはセカンドライフの準備を始める50代頃から考えると良いでしょう。早すぎることはありません。
<次回は>
お墓のはなしです。FPままが体験した夫の実家の墓じまいです。大変だけどやって良かったこれで安心のエピソードです。
シリーズで終活のこと・エンディングノートのことをアップしていきます。ご興味のある方は引き続きお読みいただけたら嬉しいです。
FPままはNPO法人 ら・し・さ 終活アドバイザー協会会員です。
じゃあまた(^_^)/~~