大人になってからお金に困らないために、「こどもの頃から知っておく3つのルール」
自分の子供が将来お金に困らずに生活してほしいというのは親なら誰しも願うことです。では、具体的にどうしたら良いでしょう。
目 次
主婦FP「相談まま」です。
40歳でも50歳でも「経済観念のない人」はたくさんいます。逆に若いのにしっかりとお金の管理をしている人もいます。この違いはどこから来るのでしょう??
それは、その方の育った環境が大きく影響を与えるようです。
1. お金の話しをこどもにする
お金の話しをこどもにしてはいけないという方もいますがこれが、、
「×」家庭内でお金の話、家の経済状況こどもに話してください。
そうすると、こどもは将来お金に対して正面から向き合える人になります。
時代は変化しています。あなたが育ったときとは状況は変わっています。そして、こども達はこれからを生きていかなければなりません。
といっても、一定のルールはあります。
お金の話しは上品に話すこと
大人でもそうですが、お金の話しは「するのも・聞くのも」できるだけ上品に話した方が良いでしょう。それは夫婦・親子と近しい間柄であってもそうです。相手を尊重し話すことで言いにくい話しも素直に受け止めてくれるはずです。ちなみに、、、
ここで言う「上品」はこの言葉は使うか💢を言わない程度の上品さです。
「お金のことでギャーギャー言うな!!働いているんだよ💢少しぐらい良いだろう」
「私だって言いたくないけど無駄遣いばかりされたら頭にくるわ💢」
一生懸命働いているのに奥さんから言われるのは文句ばかり、精一杯切り盛りしているのに夫からこんな風に言われたら嫌ですよね、、
だからこそ、お金の話しは上品に話しましょう。コツはお金があるときに話すとイライラせずに話せます。例えば給料日、ボーナス日です。改善を提案したいなら余裕があるときが良いですね。
そして、⇩
この余裕があるときに夫婦で話すお金の話しをこども達にもやんわりと見せるのです。
何も「今からお金の話しをしますよ」ってこどもに話す必要はありません。
百聞は一見にしかず
例えば
給料日あとの夕飯が終わった後、お腹も心も満足しているときにちょっとだけ提案してみると良いです。
赤字だからみんなでちょっとずつ改善しよう!
・お小遣い少しだけ減らそう
・スマホ料金見直しみよう
・外食の回数を3回→2回
というようにできそうなことを提案します。そして、その席にこどもも同席させます。
こどもにお金の話しをしてはいけないわけではなく、お金の話しをしているときに夫婦で感情的になり喧嘩ごしに話す姿をこどもに見せることが望ましくないのです。
お金のはなしをする=お父さん、お母さんは喧嘩になる
と思わせてしまうことが好ましくないのです。
2. 計画的にお金を使うことを教える
これは難しいことです。人生計画通りには行きません。こんなはずじゃなかったと思うこともしばしば、、、だからこそこども達に伝えたいです。計画をたてることの重要性
こどもが何か欲しがったときに、
「お金がないから買えません、できません、やりません。」で終わらないこと
こうしたら買える、できる、やれるにチェンジする方法を教えましょう。
例えば
新しいゲームを欲しがった場合
頭ごなしにダメの一言ではなく、、、
せっかくなのでこんな風に話してみましょう!
毎月のお小遣いが1,000円だとします。その中から「300円だけ貯金してみたら」と言います。そして、
「貯金したお金でゲームソフトを買うときに使うこともできるよ。もし、買わなければ他のことに使えるよ」と話してあげましょう!
これは貯金に流動性があることを体感することになるわけです。
また、買うためには、どんな方法があるのかを考えさせるチャンスでもあります。その時に大切なのは全部本人にその方法を考えさせるのではなく、年齢に応じた提案してあげることです。
- いくら貯金したら買えるのか一緒に考えてみる
- お手伝いをして報酬を得る方法もあることを伝える
- 持っているお小遣い(お年玉等)から買う
このように提案してあげると知らず知らずのうちに「借り入れの仕組みや投資の仕組みを覚える」ことができます。
3. 親の背をみて子は育つ
仕事で疲れているわけですから、家にいるときぐらい「ぐうたら」になりたいのは
よーーく(ё_ё)わかります。ぐうたらで良いんです👍
中学生・高校生は反抗期で一番多感な頃です。そんな時には直接語らずとも毎日働くその姿をみせましょう!でも、本当に伝えなければいけないことはきちんと伝え、日々の気持ちは自分発信ではなくパートナー(自分以外ならOK)発信で伝えましょう。
例えば
日々のことならパートナー発信
お子さんが中学生なら十分に家計のことを理解できる年齢です。その場合、塾代、部活代のことなど身近なものに、いくらぐらいお金が必要なのか話しても良いと思います。ただし、相手はなんだかんだ言ってもこどもです。先にも言ったようにできるだけ優しいコミュニケーションを取りながらは鉄則です。
その時お母さんが話すなら、お父さんへの感謝を話しましょう「お父さんが働いてくれて本当に嬉しいね、塾代高いのに払ってくれるの感謝だね」
お父さんが話すなら、お母さんへの感謝を話しましょう「お母さんは家事も仕事もがんばっていてほんと頑張り屋さんだね」
そして、、、厳しい現実こそ
正面切って言う
大学受験を控えた高校生ならズバリ大学での生活費や授業料のことを話しましょう。いかにそのお金の工面が大変なことなのかを…
厳しい言い方ですが、奨学金を受ける際にはそれが将来、借金になることも十分理解できる年齢です。奨学金を受給すること自体何の問題もありません。しかし、奨学金という柔らかい言葉で隠さないで借りたら卒業後、返済がはじまることもあらかじめ伝えておくべきです、それがその子の為です。そうすれば、大学の4年間を無駄にせずしっかりと将来を見据えた行動を取るはずです。
パートナー発信にすると、こどもは相手を敬う気持ちが自然と生まれるようです。なかなかできませんが(-_-;)、、、
つまりこれが背中を見せるということです。
まとめ
大人になってからお金に困らないために「こどもの頃から知っておく3つのルール」ですがお金の話しをこどもに話すのはお金の大切さを教えることになります。
計画的にお金を使うことは、お金のことだけでなく、人生において計画通り行かないときにも次の一手を考える力を身につけさせます。親の背中をみせることで大切な人に敬意をはらい苦しい時でもがんばる子になります。
これすっごい難しそうに感じるのですが、喧嘩しながらも家族仲良く正直に生きていれば自然としていることなのです。誰しも可愛い我が子が将来お金に困る人生は送ってほしくありません。
ですので、、お金のこと生活の中でうまーーーく伝えていきたいです。
先進国の中で日本だけだそうです。こどもにお金の話しをしないのは、お金教育において日本は非常に後進国です。