FPままの相談ルーム

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ネット保険のメリットは?

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ネットで何を買いますか?

ネットショッピングで購入したことがあるものは?

という調査に対して、総合ランキングの1位は「家電・AV機器」60.4%、2位は「書籍」59.1%、3位「パソコン・OA機器」だそうです。

というかネットで買えないものはあるでしょうか?

家・土地・車はどうでしょう!

なんとあるそうです。

家と土地そして車も「公売」ならOKです。

 公売は滞納した税金を回収するために差し押さえた財産を入札方式で換金するものです。インターネット公売を主に扱っているのは「Yahoo!官公庁オークション、楽天官公庁オークション」です。いやぁ(≧◇≦)ほんと!何でもネットで買える時代ですね。

では、保険の世界はどうでしょう「ネット保険」徐々に浸透してきましたよね。

 

f:id:soudanmama:20190414191424j:plain 1級FP技能士宅建士の主婦FP「相談ままです。」
お金のこと・生活に役立つことたくさんお伝えしていきます。

 目    次

 

ネット保険とは

インターネットを通じて(オンラインで)見積や申し込みができる保険です。ネット保険の魅力は自分でいつでも自由に申し込める点だけでなく、インターネット割引の適用やお手軽な保険料など、書面での申し込みよりメリットがある点です。自身で手軽に申し込みができる反面、加入を検討する際にはある程度の知識を身につけておくことが必要です。

 

メリットは

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  1. 保険料がお手頃
  2. 自分で選べる
  3. ネットでの申し込みだから自身のペースで

 

 1.保険料が手頃なのは、保険料の構成です。

私たちが払う保険料は、付加保険料と純保険料の2つによって決まっています。

付加保険料は保険会社が手数料として受け取れるお金、純保険料は保険金や給付金に充てられるお金です。各保険会社間の保険料の差は経費や利潤の部分にあたる、付加保険料の差によることろが大きいです。付加保険料が下がれば保険料もおのずと安くなります。

 

さらに詳しく保険料が安い理由は3つ

  • ペーパーレス 膨大な書類を削除してコストダウン
  • 保険の販売方法 ネット販売により事務所不要・営業マン不要でコストダウン
  • 契約方法 ネットで直接申し込みだから事務作業もコストダウン
2.自分で選べる
ネットで検索して価格を比較したり24時間いつでも、どこでも比較ができます。
営業マンのおすすめではなく自分で必要なものを選択
 
契約者が自身で選ぶことを前提とした商品のためシンプルな保険が多い
  • 「掛け捨て保険」が主流
  • 複雑な仕組み細かい特約付きのものは少ない
3.自分のペースで申し込み
 
  • ネットで申し込みをするので思ったその日に加入ができる
  • 加入の可否もすぐにわかる
 

デメリット

 
  • 自分で判断しなくてはならない
  • 商品の種類が少ない
 

ネット損保

 
ネット損保といえば自動車保険が代表的です。

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そして、自動者保険はほとんどが掛け捨てです。
よって、ネット保険に適しているといえます。
 
代表的な自動者保険 オリコン顧客満足ランキング
  1. セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険
  2. ソニー損害保険
  3. チューリッヒ保険

 

 自動車保険(任意保険)は選びたい補償に対してYES/NOで答えて適切な保険に加入することが可能である。

カーライフに関わる情報や加入者の年齢、居住地域、免許証の色等により加入者に合わせた補償内容が簡単に提案ができる。

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  1. 保険料が安い
  2. 事故対応はネット保険も安心のサービスが付いている
  3. 付帯サービスが充実
 これだけのサービスが付いていて、代理店契約よりも格安なら自動車保険はネットに軍配が上がりそうです。
 

ネット生保

 
死亡保険、医療保険がん保険、収入保障保険、限定告知型保険等があります。
 
ネット保険は解約返戻金のない保険がほとんどです。よって保険事故が発生したときに(死亡したとき、入院・通院したとき、がんになったとき等)保障を請求することとなります。
 
事故が発生した場合の手続き
電話もしくはネットから保険会社に連絡をします。その後保険金に必要な書類が届きます。必要書類を記入し保険会社に提出すれば保険金の請求が完了
 
*これは、従来の保険では営業マンがやってくれていた作業です。それを自身で行うこととなります。
 

ネット保険で扱っていない商品

 
学資保険、養老保険
解約返戻金が多く発生するためネット保険での取り扱いはほとんどありません。

 

 

<まとめ>

ネット保険のメリット、デメリットを比較してわかったこと
 
ネット保険に向いている人・不向きな人
 
ネット保険に向いている人
  • 保険を購入する際に自分で判断して商品を決めたい人には最適です。
  • 正しい保険知識を学べる人、自身で調べることが苦にならない人。
  • 正確な告知申告ができる人
 
ネット保険に不向きな人
  • 保険の知識がない人
  • 自身で調べることが苦手な人
  • 相談することで安心を得たい人
 
向いている人、不向きな人がわかりましたが、今後は嫌でもネット保険に流れは進んで行くでしょう。AIがますます進み、金融、保険分野ではその職に関わる人が減少するはずです。今までの常識は3年後、5年後は通用しなくなるかもしれません。スマホ1つで何でも買えて、調べられて、あるいは学べる時代に突入しました。必要なことで損をしないためには少しだけ自身で学ぶ必要があるかもしれません。AIが必ずしもあなたの必要な保険を選んでくれるとは限りません。迷ったら(保障・補償)金額が大きい方へ誘導されるプログラムとなっているはずです。そして、以前いたような保険のおばちゃんはいなくなって行くでしょう。保険業界は離職率が非常に高いです。また、生保レディーも年々減少しています。保険を複数検討してくれる便利な窓口もあるので上手に利用しましょう。しかし、この窓口も保険を紹介することで利益を得ていることをお忘れなく!!
 
次回は「学資保険は得?」は今でも通用するのか?を掘り下げてみようと思います。

         f:id:soudanmama:20190421111255j:plain (^_^)/~~